髪がパサつくのは乾燥だけじゃない?5つの原因

パサつき・乾燥

「髪がパサパサして手触りが悪い…」「トリートメントを使っても改善されない…」そんなお悩みを抱えていませんか?

多くの方が「髪のパサつき=乾燥」と思い込んでいますが、実は原因はそれだけではありません。美容師として数千人の髪を見てきた経験から、パサつきの本当の原因と効果的な対策をお伝えします。

髪のパサつきとは?まずは基本を理解しよう

パサつきの正体

髪のパサつきとは、髪表面のキューティクル(髪の一番外側の層)が傷つき、髪内部の水分や栄養が失われた状態のことです。

健康な髪の特徴

  • キューティクルがうろこ状にきれいに並んでいる
  • 内部の水分が12〜15%保たれている
  • 光沢があり、手触りが滑らか

パサついた髪の特徴

  • キューティクルが剥がれたり開いたりしている
  • 内部の水分が不足している
  • ツヤがなく、引っかかりやすい

原因1:過度なヘアカラー・パーマ

なぜダメージになるの?

カラーやパーマの薬剤は、髪の内部構造を変化させるため、どうしてもダメージが避けられません。

カラーリングのダメージメカニズム

  1. アルカリ剤でキューティクルを開く
  2. ブリーチ剤で髪の色素を分解
  3. 染料を髪内部に浸透させる
  4. この過程で髪のタンパク質も分解される

パーマのダメージメカニズム

  1. 還元剤で髪の結合を切断
  2. 形を変えて酸化剤で再結合
  3. 完全に元通りにはならず、強度が低下

対策方法

施術頻度を調整する

  • カラー:2〜3ヶ月に1回程度
  • パーマ:3〜4ヶ月に1回程度
  • 同時施術は避け、最低2週間は間隔を空ける

ダメージを最小限に抑える工夫

  • 施術前後の集中ケア
  • 低ダメージメニューの選択
  • 信頼できる美容師選び

原因2:間違ったブラッシング

意外と知らないブラッシングの落とし穴

「髪をとかすだけ」と思われがちですが、間違った方法は深刻なダメージの原因になります。

❌ NGなブラッシング方法

  • 根元から一気にとかす
  • 濡れた髪を無理にとかす
  • 力任せにとかす
  • 安価なブラシを使用

✅ 正しいブラッシング方法

  1. 段階的にとかす:毛先→中間→根元の順番
  2. 濡れた髪は避ける:完全に乾いてからブラッシング
  3. 優しい力加減:引っかかりを感じたら無理をしない
  4. 適切なブラシ選び:髪質に合ったブラシを使用

おすすめブラシの種類

猪毛ブラシ:静電気が起きにくく、自然なツヤ出し効果 クッションブラシ:頭皮への刺激が少なく、毎日使いに最適 ウェットブラシ:濡れた髪専用、タングルティーザーなど

原因3:熱によるダメージ

高温スタイリングの影響

ドライヤー、アイロン、コテなどの熱は便利ですが、使い方を間違えると深刻なダメージの原因に。

熱ダメージの症状

  • 髪の硬化(タンパク質の熱変性)
  • 色落ちの促進
  • 切れ毛・枝毛の増加
  • 極度の乾燥

熱ダメージを防ぐテクニック

ドライヤー使用時

  • 髪から15cm以上離す
  • 同じ場所に3秒以上当てない
  • 最後は冷風でキューティクルを締める
  • 洗い流さないトリートメントで保護

アイロン・コテ使用時

  • 温度は140〜160℃以下に設定
  • ヒートプロテクト製品を必ず使用
  • 濡れた髪には絶対に使用しない
  • 毎日の使用は避ける

原因4:紫外線による光老化

見落とされがちな紫外線ダメージ

お肌の紫外線対策は当たり前になっていますが、髪の紫外線対策はまだまだ浸透していません。

紫外線が髪に与える影響

  • キューティクルの劣化
  • 髪内部のタンパク質の変性
  • 色素の分解(退色)
  • 髪の強度低下

季節別紫外線の特徴

  • 春(3〜5月):急激に紫外線量が増加
  • 夏(6〜8月):最も強い紫外線
  • 秋(9〜11月):まだまだ油断禁物
  • 冬(12〜2月):雪の反射で意外と強い

紫外線対策の方法

物理的な保護

  • 帽子や日傘の活用
  • UVカット効果のあるヘアアクセサリー

ヘアケア製品での保護

  • SPF表示のあるヘアケア製品
  • UVカット効果のあるヘアオイル
  • 外出前のスタイリング剤

原因5:栄養不足・生活習慣

内側からのケアも重要

髪は体の一部。食事や生活習慣が髪質に大きく影響します。

髪に必要な栄養素

タンパク質

  • 髪の主成分(ケラチン)の材料
  • 肉、魚、卵、大豆製品

ビタミンB群

  • 髪の成長をサポート
  • 玄米、豚肉、レバー

亜鉛

  • 髪の合成に必要
  • 牡蠣、ナッツ類、種子類

ビタミンC

  • コラーゲン合成をサポート
  • 柑橘類、ブロッコリー、イチゴ

生活習慣の見直しポイント

睡眠の質を改善

  • 22時〜2時の成長ホルモン分泌時間に睡眠
  • 最低6時間の睡眠時間確保

ストレス管理

  • 適度な運動
  • リラックスタイムの確保
  • 深呼吸や瞑想

血行促進

  • 頭皮マッサージ
  • 適度な運動
  • 入浴で体を温める

パサつき改善のための総合ケア法

段階別ケアプログラム

Step1:ダメージストップ(1〜2週間)

  • 熱スタイリングを控える
  • 優しいシャンプーに変更
  • 洗い流さないトリートメント開始

Step2:集中補修(3〜4週間)

  • 週2回のヘアマスク
  • サロントリートメント
  • 生活習慣の見直し

Step3:維持・予防(継続)

  • 定期的なメンテナンスカット
  • UVケアの習慣化
  • バランスの取れた食事

おすすめホームケアアイテム

シャンプー

  • アミノ酸系の優しい洗浄成分
  • ノンシリコンまたは軽いシリコン配合

トリートメント

  • 内部補修成分(加水分解ケラチン、セラミド等)
  • 保湿成分(ヒアルロン酸、コラーゲン等)

洗い流さないトリートメント

  • 軽めのテクスチャーから始める
  • 毛先中心に使用

よくあるQ&A

Q. どのくらいで効果を実感できますか? A. 正しいケアを続けて2〜4週間で手触りの変化を、2〜3ヶ月で見た目の変化を実感される方が多いです。

Q. 市販品とサロン専売品の違いは? A. 配合成分の濃度や品質に差があります。特にダメージが深刻な場合は、サロン専売品をおすすめします。

Q. 一度パサついた髪は元に戻らない? A. 傷んだ部分は完全には戻りませんが、適切なケアで手触りや見た目は大幅に改善できます。新しく生えてくる髪を健康に保つことが重要です。

Q. 男性でも同じケアで大丈夫? A. 基本的なケア方法は同じですが、男性は皮脂分泌が多いため、洗浄力のバランスに注意が必要です。

まとめ

髪のパサつきは乾燥だけが原因ではありません。複数の要因が重なって起こることがほとんどです。

パサつきの5つの主な原因

  1. 過度なヘアカラー・パーマ
  2. 間違ったブラッシング
  3. 熱によるダメージ
  4. 紫外線による光老化
  5. 栄養不足・生活習慣

改善のポイント

  • 原因を特定して根本的な対策を
  • 外側と内側の両方からアプローチ
  • 継続的なケアが何より重要

あなたの髪のパサつきの原因は何でしたか?まずは一つずつ、できることから始めてみてください。


この記事は毛髪診断士資格を持つ現役美容師の監修のもと、科学的根拠に基づいて作成しています。個人の髪質や状態に合わせた詳しいアドバイスについては、信頼できる美容師さんにご相談ください。

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