ヘアブラシの選び方と使い方|ブラッシングの基本

ヘアブラシ・コーム 正しいホームケア

ヘアケアの基本 | ブラッシングの基礎知識

ヘアブラシの選び方と使い方|ブラッシングの基本

美容師監修
監修:田中 佑介(美容師・管理美容師)

「ブラシって何を選べばいいの?」と迷ったことはありませんか。
私も美容師として、お客様からよく聞かれる質問のひとつです。
ブラシの種類は多く、使い方によって手触りやまとまり感の印象が変わることがあります。
ただ、感じ方には個人差があるので、自分の髪質や目的に合ったものを選ぶことが大切です。

この記事では、ヘアブラシの種類・選び方・基本的なブラッシングの手順を、現場目線でわかりやすくお伝えします。

ヘアブラシの種類と特徴を知っておこう

ブラシには素材や形状によってさまざまな種類があります。
それぞれの特徴を知ることが、自分に合うものを選ぶ第一歩です。

豚毛・猪毛ブラシ

天然毛ブラシ

毛先が丸く柔らかいため、頭皮や髪へのあたりがやさしい印象があります。
ブラッシング時に頭皮の皮脂を毛先に向けてなじませる動きができるため、ツヤ見えを整えたい方から支持されています。
ただし、毛量が多い方や太い髪質の方には、抵抗を感じやすいことも。

向いている方:細め・軟毛の方、ツヤ感を意識したい方、頭皮へのあたりをやさしくしたい方
ナイロン・プラスチックピンブラシ

人工毛・クッションブラシ

ピンが均一に並んでいるため、髪全体をとかす力が強め。
絡まりをほぐしやすく、ブロー時のスタイリングにも活用しやすいのが特徴です。
帯電しやすいものもあるため、静電気が気になる方は静電気防止加工の有無を確認するのがおすすめです。

向いている方:毛量が多い方、太い・硬い髪質の方、スタイリング時に使いたい方
パドルブラシ

面積広めのフラットブラシ

大きなクッション面が髪全体に接触しやすく、広い面積を一度にとかせます。
ロングヘアの方がブラッシングに時間をかけたくないときや、ドライヤー前の下準備として使いやすい形状です。
コンパクトなブラシと比べて持ち運びには向かないため、自宅用として用意する方が多い印象です。

向いている方:ロング〜セミロングの方、ブラッシングをスムーズに済ませたい方

自分の髪質・目的に合ったブラシの選び方

ブラシ選びで迷ったら、「髪質」と「使うタイミング」の2軸で考えると整理しやすいです。
私がサロンでよくお伝えしているポイントをまとめました。

ブラシ選び 早見チェック

髪が細い・軟毛 → 天然毛ブラシが扱いやすいことが多い
髪が太い・硬い → ナイロンピンやクッションブラシが向いている場合が多い
絡まりが気になる → 目の粗いコームで先にほぐしてからブラシへ
ドライヤー前に使う → 耐熱性の高い素材かどうかを確認
旅行・持ち運び → コンパクトなフォールディングタイプが便利
※感じ方・使用感には個人差があります

ブラッシングの基本的な手順

ブラシを持っていても、使い方次第で指通りの印象が変わることがあります。
基本の流れを押さえておくと、日々のケアがスムーズになります。

1

毛先から、やさしくほぐす

いきなり根元からとかすと、絡まりが引っ張られて髪や頭皮に余分な負担がかかりやすいです。
まず毛先の絡まりをやさしくほぐし、少しずつ根元側へ向かってとかしていきましょう。
力を入れすぎず、ブラシの重さを活かすイメージで動かすのがポイントです。

2

根元から毛先へ、全体をとかす

毛先の絡まりが取れたら、根元から毛先へと流れるようにブラッシングします。
頭皮に触れる部分はピンや毛先が直接あたるため、刺激を与えすぎないようにゆっくり動かしましょう。
前・横・後ろと、セクションを分けながら進めると丁寧に仕上がります。

3

ブラシのお手入れも定期的に

ブラシには皮脂・ほこり・古い角質などが蓄積しやすいです。
汚れたままのブラシを使い続けると、せっかくのブラッシングの効果が感じにくくなることも。
週に1〜2回を目安に、ブラシに絡まった髪を取り除き、ぬるま湯や専用クリーナーで洗うようにしましょう。
天然毛ブラシは水に長時間つけると毛が傷みやすいため、サッと洗って形を整えて乾かす方法がおすすめです。

ブラッシングで気をつけたいこと

日々のブラッシングは習慣にしやすいケアですが、いくつか注意したい点もあります。
現場でよく見かけるケースを中心にお伝えします。

これだけは意識したいポイント

🔹 濡れた髪へのブラッシングは慎重に
 → 濡れているときは髪がデリケートな状態。目の粗いコームでやさしくほぐすのが基本です。

🔹 力を入れすぎない
 → 強くブラッシングすると、頭皮や毛先への摩擦が大きくなりやすいです。ゆっくりとした動きを心がけて。

🔹 ブラシの素材で静電気の起きやすさが変わることも
 → 静電気が気になる方は、天然毛や静電気防止加工のブラシを試してみるのもひとつの選択肢です。

🔹 頭皮に気になる症状がある場合は
 → かゆみ・赤み・フケなどが続く場合は、ブラッシングの前に皮膚科や医療機関に相談することをおすすめします。

おすすめを知りたい方は:「ヘアブラシ・コームおすすめ比較」へ
あわせて読みたい:「正しい乾かし方」の記事へ

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よくある質問

ヘアブラシとコームはどう使い分ければいいですか?
コームは主に濡れた髪の絡まりをほぐしたり、分け目を整えたりするときに使います。ブラシは乾いた髪全体をなじませたり、スタイリングを整えたりするのに向いています。目的や髪の状態に合わせて使い分けるのがおすすめです。
ブラッシングはどのくらいの頻度で行うのが良いですか?
特に決まったルールはありませんが、朝のスタイリング前や就寝前など、1日1〜2回を目安にしている方が多いです。ただし、力を入れすぎたり摩擦が多くなるブラッシングは逆効果になることもあるため、回数より「やさしくていねいに」を意識する方が大切です。
天然毛ブラシと人工毛ブラシ、どちらが良いですか?
どちらが良いかは髪質や用途によって異なります。細い・軟毛の方には天然毛が扱いやすいと感じる方が多く、毛量が多い・太い髪の方には人工毛の方がほぐしやすい場合があります。感じ方には個人差があるため、自分の髪の状態に合わせて選ぶのがおすすめです。

まとめ

ブラシ選びのポイントは、髪質・使うタイミング・目的の3つを軸に考えること。
天然毛・人工毛・パドルブラシなど種類はさまざまですが、自分の髪に合ったものを選び、毛先からやさしくとかす基本の手順を習慣にしていくことで、日々のブラッシングが快適になりやすいです。
感じ方や向き不向きには個人差があるため、ひとつのブラシにこだわらず、試しながら自分に合うものを見つけていきましょう。

監修:田中 佑介(美容師・管理美容師)

※本記事は一般的なヘアケアの情報提供を目的としたものです。効果・効能を保証するものではなく、髪や頭皮の感じ方には個人差があります。ご使用の際は各製品の表示・使用方法をご確認ください。気になる症状や不安がある場合は、専門の医療機関にご相談ください。

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