なぜ枝毛・切れ毛は起きるのか
髪はキューティクルという鱗状の層で覆われています。
このキューティクルが剥がれたり、乱れたりすると、内部の水分が逃げやすくなります。
その結果、乾燥した部分が裂けたり、途中でプツッと切れてしまうことがあります。
私がサロンで見ていても、枝毛や切れ毛が多い方に共通しているのは「日常の小さなダメージの積み重ね」です。
特定の一つの原因というより、習慣が複合的に絡み合っています。
見直したい毎日の習慣チェックリスト
まず、自分の日常を振り返ってみることが大切です。
思い当たる習慣がないか、確認してみてください。
- シャンプー時に爪を立てて洗っている
- タオルで髪をゴシゴシこすって乾かしている
- 濡れたまま、またはほぼ濡れた状態でブラッシングしている
- ドライヤーを同じ箇所に長時間当て続けている
- ヘアゴムで強く、同じ位置で結ぶことが多い
- 就寝前にしっかり乾かさず寝ている
どれか一つでも心当たりがあれば、そこから少しずつ変えていくだけで手触りの変化を感じやすくなります。
ただし、感じ方には個人差があります。
正しい洗い方・乾かし方のポイント
洗髪は、まず予洗いをしっかり行うことが基本です。
お湯だけでも汚れの多くは落ちるため、泡立ちも良くなります。
シャンプーは指の腹を使い、頭皮をやさしくマッサージするように洗います。
毛先は泡で包むようにして、こすらないのがコツです。
タオルドライは、まず頭全体をタオルでそっと包み、押さえるように水分を吸わせます。
こするとキューティクルが傷みやすいので注意が必要です。
ドライヤーは根元から乾かし始め、毛先は最後に。
同じ場所に熱を当て続けず、動かしながら使うのが私の現場でのおすすめです。
ブラッシングと摩擦への意識
ブラッシングは、毛先のからまりをほぐしてから根元に向かって行います。
いきなり根元から梳かすと、からまりが引っ張られて切れ毛の原因になります。
ブラシの素材も大切です。
クッション性のあるブラシや、毛先が丸くなっているタイプが摩擦を和らげやすい傾向があります。
就寝時の摩擦も見落とされがちなポイントです。
枕カバーをシルクや摩擦の少ない素材に替えるだけで、寝ている間のダメージを抑えやすくなることがあります。
ナイトケアとして洗い流さないトリートメントを毛先中心に使うのも、手触りを整えるうえで取り入れやすい方法です。
よくある誤解:ケアのつもりが逆効果になっていることも
「毎日トリートメントをしているのに、なぜか傷む」という声をよく聞きます。
トリートメントの量が多すぎると、すすぎ残しが生じやすく、頭皮や毛にとって良い状態ではないことがあります。
適量を守り、しっかりすすぐことが大切です。
また、毎日のヘアアイロン使用も摩擦と熱の二重ダメージになりやすいです。
使用前に洗い流さないタイプの保護アイテムを活用するのも一つの方法ですが、それ以上に「使う頻度や温度を見直す」ことが根本的な対策になります。
「良かれと思ってやっていた習慣」を一度立ち止まって見直してみてください。
まとめ
枝毛・切れ毛は日常の小さな習慣から積み重なっていきます。
毎日のちょっとした工夫が、髪のまとまりや指通りの感触を変えるきっかけになります。
- 洗い方・乾かし方の丁寧さが、キューティクルの状態に影響する
- ブラッシングは毛先から、タオルドライは押さえるように、が基本のコツ
- 「良かれと思ったケア」が逆効果になっていないか定期的に見直すことが大切
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監修・編集: 美容師・管理美容師 田中佑介/出典: 各製品の公式情報・公的機関の一般情報をもとに編集/情報時点: 2026-06-26(価格・仕様は変動する場合があります)


