「最近、髪がなんか違う」と感じたら
私はサロンで毎日たくさんのお客様の髪に触れています。
40代後半〜50代のお客様から、こんな声をよく聞きます。
「ハリがなくなった気がする」「うねりが出てきた」「ボリュームが出にくくなった」。
これらは更年期のホルモンバランスの変化が背景にあることが多いです。
でも、原因がわかれば、日常のケアの見直しにつながります。
まずは仕組みから整理してみましょう。
更年期に髪が変化しやすい理由
女性ホルモン(エストロゲン)は、髪の成長サイクルや頭皮環境に深く関わっているとされています。
更年期には、このホルモンの分泌量が大きく変動します。
その影響で、頭皮の皮脂バランスが乱れやすくなったり、髪一本一本の断面形状が変化したりすることがあります。
断面形状が変わると、髪のうねりや広がりとして感じられることがあります。
また、髪に含まれる水分や油分のバランスも変わりやすく、手触りやツヤ感に影響が出ることも。
「髪が細くなった」「コシがなくなった」という変化も、こうした背景から起きやすいとされています。
個人差はありますが、多くの方がこの時期に何らかの変化を感じています。
日常ケアで意識したいポイント
原因が体の内側にあるとしても、外側からのケアで使用感の快適さを整えることはできます。
私がお客様にお伝えしているポイントをまとめます。
- シャンプーの見直し:洗浄力が強すぎるものは頭皮の乾燥を招くことも。頭皮の状態に合わせた低刺激タイプを選ぶと、洗い上がりのつっぱり感が和らぐことがあります。
- トリートメント・コンディショナーの使い方:毛先を中心に丁寧になじませると、指通りやまとまりの印象が変わります。頭皮への直接塗布は避けましょう。
- ドライヤーの熱と距離:熱を当て続けると乾燥が進むことも。20〜30cm離して動かしながら使うと表面のツヤ見えが保ちやすくなります。
- ブラッシングのタイミング:濡れた髪は摩擦に弱い状態です。ある程度乾かしてからブラシを使うと摩擦ダメージを減らしやすくなります。
- 頭皮マッサージ:シャンプー時に指の腹でやさしくほぐすと、すっきり感が得られます。力を入れすぎず、気持ちいい程度が目安です。
どれか一つからでも取り入れやすいものを選んでみてください。
よくある誤解と注意したいこと
「ボリュームを出したくてスタイリング剤をたっぷり使う」という方が多いのですが、使い方によっては逆に重くなることも。
ボリューム感を演出したい場合は、根元に軽いムースやスプレーをごく少量使うのがおすすめです。
また、「うねりが気になるから毎日アイロンで伸ばす」という方も見かけます。
高温の熱を頻繁に当てると、表面の手触りが変わりやすくなります。
温度設定を下げる(目安として140〜160℃程度)だけでも、使用後の乾燥感が変わることがあります。感じ方には個人差があります。
「高いシャンプーを使えば解決する」と思いがちですが、使い方や流し方も同じくらい大切です。
流し残しは頭皮の状態に影響することもあるので、丁寧なすすぎを習慣にしましょう。
まとめ
更年期の髪の変化は、ホルモンの変動という体の自然な変化と深く関係しています。
「なぜ変化するのか」を知ることで、焦らず向き合えるようになります。
日常の小さなケアの積み重ねが、毎日の髪の扱いやすさにつながります。
- 更年期のホルモン変動は頭皮環境や髪の状態に影響しやすい。原因を知ることがケアの第一歩。
- シャンプー・トリートメントの選び方と使い方を見直すと、洗い上がりの手触りやまとまり感が変わることがある(個人差あり)。
- 熱ダメージや過度なスタイリングに注意しながら、毎日のルーティンを少しずつ整えることが大切。
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監修・編集: 美容師・管理美容師 田中佑介/出典: 各製品の公式情報・公的機関の一般情報をもとに編集/情報時点: 2026-06-25(価格・仕様は変動する場合があります)



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